富士通、5,000人を配置転換

昨日いくつかのメディアから出ていました。富士通が国内の事務部門のスタッフ5,000人を営業やシステムエンジニア(SE)に配置転換(異動)させるという記事。

ここでいう “事務部門" は社内向けシステムを担当しているSEも含まれるんだろうなと。社内向けシステムは直接の利益を出しませんが、自社サービスの開発だったり、SIサービスを行うことができれば直接利益を産みますから。ウチにいらっしゃっているSEさんも常に疲弊している(汗)ので、良い仕事をしていただくためにもSEさんを増やして欲しいものです。

育成後に配置転換… ということですが

研修で育成させたあとに配置転換ということですが、配置転換後の仕事があわない社員には転職を支援するということまで記事にあったり、朝日新聞DIGITALの記事には次のようにあったり…

…そこで、売り上げ増に直接つながる営業などに手厚く人材を配置することにした。早期退職で見込む人員削減の規模は、「人が足りない部門もあり、減らせばよいという発想ではない。構想を詰めている段階だ」(塚野英博副社長)として示さなかった。

早期退職によるもの以外でもある程度の人員削減(リストラ)はしたいのかなと感じます。ただ、今回の富士通の場合は一般社員のリストらだけではありません。執行役員も半数以下にすると。そのあたりに本気を感じます。

ITサービス事業にコミットする

富士通は以前よりITサービス事業に経営資源を集中してきました。携帯電話事業やPC事業、半導体事業を譲渡してきたのは記憶にあるところです。しかし、利益は目標に届いていません。そういったことからの今回の配置転換でしょう。

富士通には日本を代表する企業の一つとして頑張ってほしいものです。