OfficeのMAK上限数を引き上げた
MAK(マルチ ライセンス認証キー)… マイクロソフトのボリュームライセンスでライセンス認証する方法のひとつですね。このたび自身ではじめてMAK上限数を引き上げたので備忘録を残しておきます。
機能更新(FU)をしたらOfficeのライセンスの再認証を求められた
一昨年前に導入した介護情報システムです。導入時のOSがWindows10 1803なので、昨年末にサポートが終了してしまいました。導入当初はサポート終了までにWindows10のFU(機能更新:Function Update)を管理できるようにしようと考えていたのですが、思惑通りには進まず… (苦笑)
そんなわけで使っている介護ソフトの動作確認がとれているWindows10 1903を現場の方々に個別に適用してもらうことにしたのです。あらかじめ手元にある予備機を使って実施するときのアドバイスなどを記した手順書を作成。現場に展開したところ、早速実施した事業所から問い合わせの電話がありました。
“Excelを立ち上げたらライセンス認証の画面が出た"
そういえば私も動作確認をしているときにライセンス認証のウィザードが表示されたのを思い出しました。そして1903への適用をすすめていくとMAKの上限数にひっかかるということに気がついたのです。
はじめてのMAK認証上限引き上げ
MAK認証の上限引き上げ、私はしたことがありませんでした。これまではシステム導入時にベンダーさんがあらかじめ上限を引き上げる手続きをしてくれていたためです。でもその手続きは難しいものではありませんでした。
その手続きはマイクロソフトのマイクロソフト ボリューム ライセンス サービス センター (VLSC) に関するトレーニングとリソースページにあるMAK/KMS キー認証上限数申請フォームから申請するというものです。
このOfficeのライセンス番号について持っているライセンス数が170ほどで認証上限数を250としていたのですが、すでに200を超えていました。ほっておくと足りなくなるのは間違いありません。では上限数はいくつにすればいいかなと考えて。
170台ほどのパソコンを1年半ごとにFU実施。今回を含めてあと3回実施するかもしれない。あと、調子が悪くなったりハードウェアトラブルで再セットアップすることがあることを考えて 170×3+α=510+α… +600してもらおうと。
ここで気になったことが。+600すると持っているライセンス数が170ほどで認証上限が850となります。実ライセンスうの5倍弱の認証数となります。マイクロソフトさん、OKしてくれるのかなと。とはいえ、数年後に再手続きするのは面倒なので、申請フォームの詳しい説明をする欄に上記のことを記して申請しました。
サポートセンターからメールが届く
フォームから申請した同営業日中だったのでしょうか、サポートセンターの方からメールが届きました。認証上限数変更手続きについてはアメリカの担当部署に決まった情報を提供しないといけないらしく、その情報を記載して返信するよう書かれています。
申請理由のところに次のようにありました。
KMS キー引き上げの場合、+10 を超える大量の引き上げには、担当部署による精査が必要となるため、保有台数やKMS 構築状況など申請理由も詳しくご記入ください。
MAKキーですが、+600なんて大丈夫なのかな… と思ったりもしましたが、必要なものは必要なので理由を記して返信。翌日、変更手続きを進めていく旨の返信を頂きました。
認証上限回数の変更手続きが完了
認証上限回数の申請受領後から引上完了まで3営業日頂いているという案内でしたが、メールを返信したのが14日で16日に認証上限回数の変更手続きが完了した旨のメールが届きました。
やってみれば手続きは簡単なものでしたが、こんな手続きをすること自体が無駄な感が(苦笑)。しかも、マイクロソフト自身が提供するWindows10の機能更新でマイクロソフトのOfficeのライセンス認証が再度必要になるとかどうなんだろうと。
こういったところの無駄なワークをなくすようにしてほしいものです。
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